BOOM BOOM SATELLITES
BOOM BOOM SATELLITES。
90年代の後半、ギターロック全盛のシーンの中でいち早くロックに「デジタル」を取り入れ、
時代を先取りしていたバンド。
僕が彼らを聴くようになったのは実は最近で、
DJをやり始めてから。
僕は2000年代後半まで、それこそギターロック、とりわけメロディックパンク畑で育ってきたので、機械で作ったような音楽は苦手だった。
BOOM BOOM SATELLITESの音楽も、いわば食わず嫌いだった。
DJをやるようになってから、いろんなロックイベントの現場へいくと、必ずといっていいほど「Kick It Out」がスピンされていた。
それがまた素晴らしい曲だもんで、客で行っても出演者で行っても関係なくのってしまう。
この曲
これ聴いて気分が高揚しないわけないじゃないか。
クラブで爆音ならそりゃもう。
もちろん他の曲もカッコよくて、ベスト盤や他のオリジナルをあとから追って聴きました。
というより今でも聴いてます。
そんなBOOM BOOM SATELLITESですが、大変残念なニュースが。
6月に新作が出るらしいのですが、BOOM BOOM SATELLITESとしては最後の作品となるそうです。
ボーカル川島さんは病気が進行しており、すでに音楽活動にほぼ終止符を打ち、ご家族との時間を過ごされているそう。
察するに、あんまり認めたくないのだけど、
音楽活動を続けていくどころか、毎日を必死に生きていくので精一杯なのでしょうか。
音楽活動の再開はもう望んでないので、どうか愛する家族との時間を大切に過ごしていただきたいものです。
なぜか、才能溢れたミュージシャンは、若くしてこういう病気になったり、時にはその人生にピリオドを打ったりすることが異常に多い気がする。
フジファブリックもそう。
Pay Money To My Painもそう。
病気とは関係ないかもしれないけどX JAPANのhideも。尾崎豊も。
海外ではシドとかカートとか。
(彼らは薬物だけど)
みんな早すぎるんだよ。
思えばその生きざまがロックだったとか、人生そのものがアートだとか、そういうのって俺にとってはどうでもいいんだな。
彼らが早死にしなかったらもっとロックは進化していただろうに、本当に惜しい人材ほど早く旅立ってしまう。
思えば何年か前のサマソニでBOOM BOOM SATELLITESがメインステージ張ったとき、
その直前のPARAMOREまで観て、そのあとすぐ違うステージに行ってしまったんだけど、
そのあとのBOOM BOOM SATELLITES観とけばよかった。
(そのおかげでThe Enemyを観れたんだが)
デジタル勢にもう少し早く触れておけばなぁ。
しまった。
どうしてもサマソニは洋楽邦楽が被ったときに洋楽をチョイスしてしまうのよね。
川島さんもまだ46。
旅立つには早すぎる。
本当に1日でも長く生きて欲しいです。
新作ももちろん聴きます。
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