Billboard Japan Hot 100(2016/5/23)
昔から暇なときにみるサイトの1つが、ビルボードチャート。
最新ヒットのトレンドが反映されており、このチャートを頼りに今の流行りに(なんとか)ついていこうとしている。
とくに洋楽はジャンル別のチャートもあってすごく便利。当然ロックチャートも気にしている。
上記の通り、ビルボードチャートというと洋楽のイメージが真っ先に浮かぶのだが、実はJ-POPも含まれた日本版のビルボードチャートもある。
おおよそ日本の曲がランクインしてるが、その間に洋楽のヒットが紛れ込んでくる。
日本のはあんまり見ないんだけど、たまーーーにチェックすることもあります。
ウィキペディアによると集計方法は下記の通り。
(Wikipedia「ビルボード」より)
「日本版はBillboard JAPANと呼ばれる。CDの売り上げ枚数のみでチャートを作成するオリコンとは異なり、多様な音楽の視聴スタイルを反映した複合チャートが特徴である。売り上げ枚数に加えて、ダウンロード数・CDからパソコンへの取り込み回数・YouTubeでの再生回数・ラジオでのオンエア回数・曲に関するツイート数などが加味されている」
CDからの取り込み回数やツイート数なんてのがいかにも現代らしい評価軸である。
(取り込み回数なんてどうやって計るんだ?
iTunesにいれたときに曲名を取得するCDDBのデータ?)
まぁいいや。
そんなわけで、今週の日本版ビルボードチャートがこちら↓。
最近日本のチャートをチェックしてなかったので久々にみてみたら、まぁ驚きの連続。
※個人の主観です
①上位の最新トップ20をワンフレーズも歌えない
昔はテレビでも音楽番組だらけだったけど、
今ゴールデンで最新ヒットを扱うのはMステくらい?
社会人になってからあんまりテレビを見なくなってしまったとはいえ、全く耳に入ってこない。
今のアーティストは楽曲プロモーション大変だろうなぁ。
この時代、情報を得る手段の中心は間違いなくネット。
リスナーが能動的にネットに最新情報を取りに行くってことは、言い換えれば必要な情報しか得にいかないわけだから、知らない人に知ってもらうことがどれだけ大変か。
これにかわる手段はロックバンドでいえば間違いなくライブ、そしてフェスなのですが、ここに言及すると横道に逸れ過ぎるのでまた次回。
②旧譜もチャートイン。
T.M.Revolution「Hot Limit」(67位)
スピッツ「ロビンソン」(83位)
スキマスイッチ「奏」(99位)
など
おそらくベスト盤のプロモ効果や、CMで使われたなど、シングルCDの売上以外に起因するところでしょうか。
(奏はなんでランクインしたか、いまいちわからない。。。)
一昔前はランキング下位は、発売から少し経って落ちていく集団と、発売初週の若手が多かったものですが、今はそこに旧譜が入ってくるのはいろんな要因が絡んでいるのでしょう。
③ONE OK ROCKの人気
Whatever You Are(21位)
The Beginning(71位)
完全感覚Dreamer(84位)
Always Coming Back(96位)
トップ100に4曲はすごい。
ドコモのCMと、映像作品の両方の効果でしょうか。
もちろん彼らの曲は聴き込んでいるし、なんならONE OK ROCKオンリーのMIX作ったくらいだから、彼らの良さは百も承知でなんだけれども、ここまで人気が出るとは思いませんでした。
彼らの登場が10年早かったら確実に100万枚売れてたであろうバンドなのでまぁ納得。
④とにかくアニソンだらけ
ここが今の日本のチャートの肝というか、洋楽チャートと線を引かれるところなんだと思います。
はっきりいって、アニメも知らなきゃ、声優さんの名前も曲も知らないわけですが、これだけ数が売れると言うことは、ちゃんと需要があって、そしてきちんと供給がされてるということでしょうか。
日本のアニメは海外での人気も高いようですし、日本の文化として輸出されてるのだろうか。
アニソンだけで上位が埋められるのは個人的には嫌なのですが、そういう時代なんですね。
他にも注目すべき点がたくさんあってチャートを覗くのは面白い。
興味がおありの方は、ぜひいろんな角度からチェックしてほしいと思います。
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