隠れた名曲シリーズ①
最近、夏の音楽特番が立て続けに放送され、全部はもちろん無理だけど、ちょいちょい観ていた。
最新の曲にはあまり魅力を感じない一方で、
90年代から00年代の曲が流れると、なつかしさというよりも安心感を覚えていた。
たまに劣化したアーティストが出てくると見てられないときもあったけどまぁご愛嬌。
昔の歌のほうが今でも歌詞を忘れないし、自然と口ずさめるから不思議である。
90年代と言うと、とにかくものすごい勢いでCDが売れてミリオンセラーが連発、日替わりで毎日のようにテレビで音楽番組が放送され、FMラジオで最新チャートをチェックしながら、自作のカセットを作って…
とにかく、新しい作品にワクワクした時代。
中でも、やはり小室ファミリーの曲は、時代の先のさらに1歩先を素早く取り入れ、昇華し、今聴いてもあまり古くささを感じさせない音作りがスゴい。
もうあんなカリスマ(死語)あらわれないんだろうなー。
そんな小室ファミリーの曲の中で、自分が最も名曲であると自信をもって言えるのがこの曲である。
H Jungle with t “FRIENDSHIP”(1996)
H jungleといえば、ご存知、ダウンタウンの浜田雅功と、当時人気絶頂だった小室哲哉が組んだ企画ユニットである。
このH jungleが突如決まったせいで、もう少し前に予定されていたglobeのデビューが遅れたと言う話は有名。。。なわけがないか。
※ウィキペディアには書いてあったはず。
彼らの曲で一番売れたのはこれまた超有名、誰でも歌えるあの「WOW WAR TONIGHT」である。
企画とはいえ、メロディがよくてサビが覚えやすく、歌詞に共感しやすい。
そりゃ、200万枚以上売ってもなんの不思議もないし、サラリーマンの二次会カラオケでは必ずと行っていいほど誰かが歌う、文句なしの名曲である。
でも。
そんな名曲を差し置いて。
僕が小室ファミリーでいっちばん名曲だと思うのは“FRIENDSHIP”なのである。
それまでの2枚のシングル(WOW WAR~ +GOING GOING HOME)とは対照的に、この曲はミリオンには届かず、実はあまり知られていない。
というか、ほとんどの人がたぶん聴いたことあるんだろうけど、あまりテレビでも流れないので皆の記憶から忘れられている。
当時小学生だった自分は歌詞の意味を全く理解できておらず、ただメロディのよさだけが頭に残っていた。
でも、今になって歌詞の意味が死ぬほど共感できるし、何でこういう曲がもっと世に出ないんだろうと不思議でならない。
発売から20年!経つが、全く色褪せておらず、小室ファミリーの一番の名曲だと思っている。
なぜ今さらこの曲について書くかと言うと。
前出の特番を見ているなかで、別にこの曲流れてないのに思い出してしまってから、どうしてもこの曲が聴きたい!
是が非でもデータがほしい!iPodで聴きたい!!と衝動的に思ってしまったからだ。
でもYouTubeは音質が粗い。
iTunes storeにも、売ってない。
レンタル屋にも近くのブックオフにもない。
なんでH jungleはアルバム出してねぇんだ!
十分小遣い稼いだからか?!
と、諦めるしかないかと思ったとき、ダメもとでブックオフのオンラインショップを覗いた。
あった。
中古で299円。
迷うわけがない。
というわけで。
ゲット!
懐かしい8cmシングル!
中古だけど、よく見たらあんまり傷も汚れもシワもない。
ほぼ新品みたい。
涙出てくるくらい懐かしい、CD入れるとこの下の格子状の部品。
不意にパキッと折れてしまった瞬間に、このCD大切にしようという気が失せるあの格子状の部品。
昔はこれが主流だったんだけどなー。
パソコンで再生するところだけが昔と違うところで、やはり今聴いても名曲は名曲なのであります。
ミリオンセラーだけが名曲だと思うべからず。
(誰)
これからは、あまり知られていない隠れた名曲も紹介できたらと思います。
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